baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 日本の回教正月

 圧倒的にブログのネタ切れなので、今日は日本の回教正月を見に出かけた。
 先ずは知り合いのいる大塚マスジッドの朝8時頃の風景である。礼拝に入いり切らない回教徒が道路に行列をなして次の礼拝を待っている。

 狭い道なので、早朝から喧しくて近隣の人達には何が何だか分からないまま、折角の日曜日の朝が台無しだったかもしれない。それから暫くして模擬店が出店した。今日はちゃんと警察にも届けて、道路を使う許可を得ているそうである。大塚マスジッドは東日本大震災の後、被災地の仮設住宅で炊き出しを一年近く続けたりしているうちに近隣の日本人とも大分打ち解けたようで、今は多少煩くても文句も来なくなったらしい。子供たちだけではなく、大人たちも断食明けの晴れの正月で、誰もが嬉しそうな顔で微笑ましい。日本人は圧倒的にご婦人が多いように見受けられる。





 次にインドネシア人学校へ行ってみた。ここも狭い路地に人が溢れ、インドネシア語がそこかしこに氾濫している。校舎内ではお正月の礼拝が何度も行われているようだが、人が溢れはみだしていて、スピーカーからは大音量でアザーンの声が流れている。隣家は校庭に接しているから、こちらも朝から随分迷惑している事であろう。広くもない校庭には早々と模擬店が出店していた。だれもが嬉しそうに抱き合ってお祝いしている。


 これはバソと呼ばれる、魚のつみれ入りラーメン。茹でた麺にバソ入りのスープをかけ、ネギと炒めニンニクを振り掛けて出来上がり。

 こちらは大塚以上に狭い道に、沢山のインドネシア人が集まっているから、自転車の通行もままならない程である。


 それから、オープンハウスをしていると聞いたインドネシア大使館に出向いたが、その噂は正確ではなく、オープンハウスは大使公邸で、しかも昼からだと言うので諦めた。そこで帰路、東京ジャーミーに寄ってみた。こちらも着飾った人が狭い歩道に溢れ返り、モスクから礼拝を終えて下りてくる人がひきも切らなかった。



 何処へ行っても、幸い日本では未だ回教徒に大らかなのが嬉しい事である。