baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 中禅寺湖・金精峠・片品村へ

 今日は3ヶ月も前から約束してあったツーリングの日であった。メンバーは6月に房総へ行った仲間達である。僕を入れて5人だが、一緒に走るには程よい人数である。東北道の佐野SAを8時半に出発出来る様に集合と、号令を掛けてあった。ところが外環道に出ると、東北道は加須で事故の為川口−加須が100分掛かると言う表示が出ている。川口−佐野が77㎞だから、加須まで何キロだか知らないが大渋滞と言う訳である。休みの日の朝から迷惑な話だと思いながら已むを得ず東北道に入って見れば、実際に大渋滞である。リーダーが遅刻しては具合が悪いので、必死に擦り抜けをして何とか8時15分には佐野SAに到着した。既に二人来て待っていて、後一人も8時28分にギリギリ到着した。ところが最後の一人が一向に現れない。9時近くなったのでメールをしたら、39℃の熱で出られないと言う。間違えてパソコンのメルアドにメールを入れたらしい。熱で呆けていたのであろう、結局出発は9時になった。
 今日のルートは、先ずは栃木で東北道を下りて、32号−15号−122号−120号で中禅寺湖へ向かう予定である。今日は「まったり」ペースである。普通に走ると誰も従いて来ないから、一緒に走るにはこちらが皆のペースに合わせるしかない。32号も15号も地方の過疎を実感する、殆ど交通のない、僕達には天国のような道である。ただ、15号は最後の粕尾峠の辺りは道幅が狭くなり、ブラインドの急カーブが続く。休日のこういう道は、時々対向車の下手なドライバーが回り切れずに右側に突っ込んでくるので要注意である。しかもこの時期は濡れた枯葉が積もっており、うっかり踏むと滑ってしまう。初心者がいるので少し心配になったが、皆無事に下りてきた。いろは坂の下でトイレ休憩をしたら、こんな貼り紙があった。

 中禅寺湖には佐野SAから2時間ほどで着いた。いろは坂も心配した程の混雑ではなかった。ここから先にはレストランも余りないので、湖畔で早お昼を食べる事にした。中禅寺湖と雖も未だ紅葉には早いのだが、それでも気の早い木が所々で色付いていた。


 12時に、金精峠、丸沼を目指して120号を走り出した。少し車は増えているが、それでも流れは良い。丸沼の辺りでは既に紅葉が見頃になっていた。集団で走っていると思う処で写真が撮れないので残念であったが、山肌一面が綺麗に色付いている。見れば外気温は、晴れた真昼間なのに6℃であった。そのまま片品村を目指して401号へ、更に63号へと進む。63号では、丸沼ほどダイナミックな光景ではなかったが、既に色付いている木があったので休憩がてら道端に止まって写真を撮った。

 暫く行くと澄んだ川沿いの道になった。

 ここまで来れば、解散地点の水上はもう目と鼻の先である。今日の道は久しぶりに走ったのだが、随分景色が変わってしまい、道も大分整備されている。一方で以前立ち寄った小奇麗なカフェなどが無くなっている。水上には自家製のバウムクーヘンのお店が出来ていて、カフェテリアも併設されているのでそこで一休み、皆揃ってケーキとお茶で給油した。随分流行っている店の様で、僕たちが出る時は順番待ちの人が大勢おり、ケーキを買いに来る人もいて狭い店舗はごった返していた。我々はここで解散した。水上から先は関越道で帰るだけなので、一緒に走る意味がないし、むしろ夫々がマイペースで走る方が安全である。帰りも心配する程の混雑はなく、6時半には帰宅した。本日の総行程は481㎞。どうも最近のツーリングは距離が伸びない。