中国に行っていた鳩山由紀夫

　鳩山由紀夫が中国に行くという話はキャンセルとなったと聞いていたので安心していたら、何と当初の予定通り15日から行っていたのである。そして案の定、また馬鹿な言動を重ねて帰国したと言う。小野寺五典防衛大臣をして「国賊」と言わしめたそうであるから、その言動の酷さは想像に難くない。当人は私人として訪中したのだから、言動も私人としてのものだと言う積りかも知れないが、残念至極な事ながら彼が間違えてでも何でも総理大臣になってしまった事はもう拭い消せない事実であり、どんなに愚かでも気違い沙汰でも彼の言動は元総理の言動なのである。救い難い愚か者は、これだけ周囲から叩かれても尚、今度はロシア訪問を画策しているらしい。もう議員でもないのに、金だけ有り余っていて遣い道がないのかも知れないが、これ以上国難の種を撒かないで欲しい。ゴルゴ13に、命には別状のない範囲で当分動けなくして欲しいと、真剣に思う。NSCを創るのなら、最初の仕事はゴルゴ13を雇うことであろう。
　先ず、尖閣諸島問題でとんでもない発言をしたと言う。中国は1972年に到って突如尖閣諸島を自国の領土であると一方的に言い出した訳だが、日本は終始一貫尖閣諸島には領土問題はないと応じている。国際法に則った正当な手続きも踏んで、既に1世紀以上が経過している。客観的に見ても中国側が強盗行為に出ている事は明らかだが、厚かましい中国は連日艦艇の領海侵犯や接続水域への侵入、時には航空機による領空侵犯や領空接近という挑発行為を続け、日中関係の緊張がいやが上にも高まっている今日この頃である。そんな最中に、鳩山由紀夫は北京で尖閣諸島を紛争地域と認めたのである。これが元総理の発言とは思えない。一体この男の脳味噌はどこにあるのであろうか。この男にとって、日本の国益とは何なのであろうか。防衛相が国賊呼ばわりするのも当然である。
　そして次は、南京虐殺の記念碑に参拝し、日本軍の虐殺を詫びたと言う。その行為が一般私人の行為であれば、別に僕は文句は言わない。人様々であるから、ご自由に、である。しかし日本の総理大臣どころか閣僚ですら靖国参拝をすれば大騒ぎをする中国で、中国側が宣伝材料に使っている斯かる記念碑を参拝すると言うのは、中国に阿っているとしか思えない。南京虐殺はまだ歴史的な定説が出来ていない事件であり、事ある度に中国側が日本にハンディを課す為に使う宣伝材料である。少なくとも犠牲者の数などは日中で10倍から100倍の違いがあると聞く。そんな宣伝工作にまんまと乗せられ、お詫びまでしたと言う。全く何を考えているのか、軽率な言動などと言うレベルの話ではなく、日本の外交を毀損する話なのである。
　ゴルゴ13は無理だとしても、この男を国外に出さない方策はないものであろうか。国家反逆罪の様な罪で取り敢えず告訴して、裁判中だけでも居住地を離れられない様にする方策はないものであろうか。この男を自由にしておくと益々国益が損なわれてしまい、気が気ではない。