バリ島で （３）

　今日は朝から風が大人しくなっている。本当に僕が風を運んで、持って帰る様である。僕はジャカルタ乗り継ぎなので、少し早目の国内線に乗るべく4時にホテルを出発した。道路は想像通りの混雑で、飛行場に付いたら5時になっていた。タクシーを降りてから国内線のターミナルまでがまた遠い。しかも表示もあまりしっかりしていないから、慣れていないとまごつきそうである。そして相変わらずの、物凄い混乱ぶりである。
　今バリでは国際空港を建設中である。遠くから見るとかなり大きな、モダンな建物のようである。年内に完工と言うから、来年中には実際に完成すると思うが、この建物が出来るまでは残念ながら飛行場は現在の混乱状態が続くのであろう。折角の夢心地のバリでの休暇も、この帰りの交通渋滞と飛行場の阿鼻叫喚では普通の人はすっかり興醒めしてしまう。僕は慣れているので別に驚かないが、コツは遠慮せずにどんどん割り込み、どんどん押しのけ、平然としている事である、とにかく列を作る文化がないから、大人しくしていると生き残れない．．．．．ぐらいの気持ちでいると何とかなるものである。実際には行儀の良い人もいないこともない。
　今はジャカルタの空港のラウンジでブログの更新をしているのだが、既に搭乗が始まっていて、ラウンジには僕しか残っていないので、写真のアップは明日に延期する。今回は余り面白可笑しく変わった出来事もなかったので、ホテルの写真でも掲載しようと思っていたのだが、時間切れになってしまった。悪しからず。