バリ島で (4)
涼しかったバリ島から日本に戻って見れば、何と暑いことか。長旅の上にうだる暑さで、昨日は夕方から外出の予定があったのだがそれどころではなく、夜行便の寝不足も重なって結局は家でダウンしていた。しかも、関東甲信越はもう梅雨明けだと言う。梅雨入りも早かったけれど、ろくに雨も降らない中にもう明けてしまって、今夏の水は大丈夫なのであろうか。それにしても例年とか平年と言う言葉が全く無意味になってきた、この頃の気紛れな気候の移り変わりである。
バリ島は何処へ行っても噴水があり小さな池がある。少し大きなヒンドゥー寺院にも池と噴水か吐水口が構築されている事が多い。元々のヒンドゥーの影響なのか、バリの伝統なのかは知らないが、池と噴水はバリの象徴の様な存在である。そこで大きなホテルでは何処でも水をあしらうのが普通である。最近の僕の定宿はこんな具合である。新しいホテルなので、意匠は少しバリ臭さが薄い。
(ホテルの棟を繋ぐ渡り回廊横の池と、これは現代的な彫刻)
(回廊は更に奥に続く)
(回廊の突き当り。ホテルは更に別棟へと続く)
(ホテルの中庭にも池)
(池の周りには赤いヤシやマングローブが植えられている)
(庭にも池の中に吾妻屋が。ここではマッサージをしてくれる)
そして、今年もこの光景を眼に焼付けて、後ろ髪を引かれながらバリを後にした。