baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

政治屋 小池百合子の売名行為 〜 築地市場移転延期

 東京都知事選が最悪の結果に終わって一ヶ月、早くも懸念していた事が起きてしまった。政治屋として目立ちたがりが甚だしい小池百合子の売名の為の、築地市場移転の見直しである。前原誠司が自身の選挙公約であった八ヶ場ダムの建設中止を強引に推し進め、結果として周辺住民の苦労を増やし数百億円の税金を無駄遣いしたのと全く同類の、小池百合子の選挙公約に拘った売名行為でまた何百億円もの無駄な税金が飛んでしまう。
 そもそも既定の事業を批判して難癖をつけるのは政治屋の常套手段である。何を言おうが如何いう結果になろうが、過去の決定事項であれば自分には一切責任は波及しないし、その結果の良い面だけを宣伝してその為に増えた経費や関係者の底知れない苦労などを隠しおおせば、自分の任期中の功績になるのである。万が一上手くゆかなくても、適当に着地させてしまって後は頬被りをしておけば、所詮は他人が始めた事だから自分には傷は付かない。大いに気楽な仕事ながら、上手に宣伝すれば売名行為としてはうってつけなのである。これから手がける新しい事業で、或いは既存は既存でも旧来の組織を小型化するとか無駄の多い官僚仕事を簡略化するなどに手腕を発揮してこその政治であろうに、小池は一番安易な過去の批判、粗探しに奔ってしまった。
 こういう輩が都知事になってしまった結果、あの、品格の欠片もない、奢り高ぶった顔を毎日の様にテレビニュースで見せられるのだから、こちらはたまったものではない。それにしても東京都の有権者は、どうしてこうも有名人ばかりに投票してしまい、後先の事を考えないのであろうか。例えば先の参院選では民進・共産共闘の蓮舫がトップ当選している。民進・共産共闘の候補者と、元々自民党代議士の小池百合子の何処に共通点があるというのであろう。東京都民には、有名人であればその人の政策など如何でもよいのであろうか。尤も蓮舫小池百合子と同類の目立ちたがりである事は既に公知の事実であるが、それでも国政に専念するとして都知事選に出て来なかっただけ、小池百合子よりも定見があると言える。
 小池に到っては自民党総裁選に顔を出し、安倍晋三に歯が立たなければ今度は都知事選、定見も何も、政治家として天下国家の事など何も考えていない事は明白である。政治屋として売名する事が目的なのであろう。それにしても、元々東京の有権者には外からの移住者が多く東京の事など如何でも良い人ばかりなのかも知れない。江戸っ子としては何とも情けない、東京の有権者の軽佻浮薄ぶりである。こんな軽佻浮薄な有権者に担がれてしまった小池百合子、今度はどんな売名行為を思い付くのか、僕は内心ビクビクである。例えば、やっと決まった外環道の残りの区間の具体化に待ったなどかけられたら、僕の生きている中に環八を快適に走るなどという夢は飛んでしまう。クワバラ、クワバラ。