baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 チューリップ・フェスティバル

 朝起きたらやはり大胸筋と僧帽筋が筋肉痛になっていた。腹筋も少し痛いが、腹筋よりも側腹筋が痛い。それ以外は足も含めて殆ど筋肉痛は起きていないようだ。やはりバイクは物凄く運動になっているのだ。日頃から「何か運動をしてますか?」「バイクに乗ってます」という会話をすると大抵その後は「えっ、バイクって運動になるのですか?」と続くのだが、スポーツライディングは全身運動なのだ。今日の筋肉痛がそれを証明してくれた。昨日は本当にウェイトトレーニングで全身の筋肉を苛めたのに、流石のバイクでも余り使わない筋肉以外は殆ど痛くなっていないのだ。
 朝から天気が良い。大型連休前だから道路も余り混んでいないだろうと見込みを付けて、ブランチを済ませてから砺波のチューリップ・フェスティバル見物に出掛けた。今日は距離が出そうなのでGTRにした。見込み通り昼前だと言うのに中央高速には渋滞は一切なく、松本まで快適に走れた。松本から上高地経由安房トンネルを通って砺波までずっと下道で走った。時間を読み間違えて、砺波のチューリップ公園に着いたのはもう4時近かった。途中上高地では未だ雪が残っていて結構風が冷たく、これならネックウォーマーがあっても良かったな、と思ったりした。
 チューリップ・フェスティバルは昨日の新聞で「大型連休に行きたい花の名所」で一番人気だったところである。フェスティバルは5月5日までだそうだが連休中は道路が走れないだろうし、かと言って休日でないと高速代が大変だから、と突如今日覗きに行く事にしたものである。行ってみれば成る程チューリップが沢山植えてあって綺麗なのだが、まだ緑色の固い蕾も沢山あってとても新聞の写真のようにはなっていない。一面が花に覆われているように見える新聞の写真は、資料写真ではなかろうか。それでも広い園内を散歩して、砺波郵便局が作ったチューリップの切手を買って、何百種類ものチューリップの様々な色合いを楽しんだ。
 帰りは同じ道を帰るのも能がないので飛騨高山から木曾福島経由権兵衛トンネルを抜けて伊那から帰って来たのだが、高山辺りでもう4℃、木曾福島から八ヶ岳位までは1-2℃と寒い事この上ない。この時はネックウォーマーを持って来なかった事を心底悔やんだ。真冬のグラブをしていたにも拘わらず手の指先は悴んで感覚が無くなった。それにしても何時も思うのだが、この頃地方を走ると本当に人に会わなくなった。高山から木曾福島までの80kmぐらいは、バイクのライトがなければ鼻を抓まれても分からない程の真っ暗闇をずっと一人で走り抜けた。本当に車が少ない。車が減った代わりに昼間の高齢者の電気カートが多少増えた程度であろうか。こういう時には日本の高齢化と過疎化を実感する。今日の総行程は798.5km。下道が長かったのにGTRのお陰で距離程の疲労感はなかった。
        
              どこもかしこもチューリップで一杯


         小さな風車も。チューリップだとやっぱり風車なのだろうか。


           瓢箪池にはチューリップで一杯の浮島が