baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 うざい中国

 中国が本当に鬱陶しくなってきた。
 報道写真を見る限りは、北京の公害は半端ではない。数年前に上海に行った時にも既に、天気が曇よりした日にはスモッグで視界が数百メートルしかなかった。昔カリマンタンの山火事の煙でスマトラの視界が300m程度に落ちてしまい、ガルーダ航空が山に激突した時を髣髴とさせる視界の悪さであった。しかし今の北京はそんな比ではなさそうである。そしてそのスモッグに含まれる大量のPM2.5と呼ばれる発癌性のある物質が、何れ偏西風に乗って日本にも飛んで来る。
 以前から東京でも黄砂の被害は酷かった。春になると、バイクに被せてあるカバーに黄色く非常に細かい土が積り、何処から入り込むのか、カバーをめくるとボディーにも同じ土が積もっている。うっかり擦ると傷になるので、一番良いのは水で洗い流す事だが、出掛けにそんな事をしている暇はないので精々息で吹き払うか布で払うぐらいしか出来ない。粒子が細かいので、恐らくは色々な部品の中にも入りこんでしまい、細かい傷を付けていると思う。シリンダーにも入っているかも知れない。この黄砂がここ数年、特に酷い。
 これからは黄砂に加えてPM2.5が飛んで来る訳である。元々我が家の地域では、最近は夏の暑い日に光化学スモッグ警報が頻繁に発令されるようになった。これも原因は中国からの有害物質飛来である事は明白である。東京の空と水は年々綺麗になって来ていて、数年前までは光化学スモッグなどはもう忘れていた。それがここ2-3年特に頻繁になっている。近々PM2.5警報も始まるのであろう。警報が発令されると、窓を閉め、外出を控えろと言う事になる。外出は用があれば止める訳には行かないし、遊び盛りの子供はただでさえ外で遊ばなくなっているのに、益々ゲーム機で遊ぶ事になる。ある中国贔屓の人物が、昔は日本でも一緒であったと言った。しかし日本で最悪であった東京のスモッグもあれ程酷くはなかったと記憶する。例えば日本では、排煙脱硫装置を付けたら付けた後は誰でも必ず使うけれども、中国では決まりでつけたからと言ってもランニングコストが勿体ないから必ず動かしているとは限らない。モラルも何もない、金になるなら何でもする国民性である。
 東京都は、都が蓄えたK-Hを開示すると事務レベルで北京市に申し入れたそうである。本来ならあちらから頭を下げて来るべきなのだが、今の中国がそんな事をする筈がない。かと言って放っておけば、何れはこちらが迷惑を蒙るのだから、手を差し伸べざるを得ない。しかも礼も言わずに、そんなに言うなら受け入れてやろうといった相手の態度が目に見えるようである。場合によっては、中国の公害は日本ほど悪質ではないから日本のK-Hは不要である、と平然と返答してくるかも知れない。
 極め付きは自衛隊護衛艦やヘリコプターに火器管制レーダーを照射しておいて、日本側の捏造だと開き直っているのみならず、日本側は事実を捻じ曲げて中国を悪者に仕立て上げ、緊張を煽っていると宣伝し始めた事である。火器管制レーダーとは映画にも時々出て来るが、敵にこれで捕捉されると戦闘機のコックピットで突然警報が鳴り出す、あれである。通常のレーダーと火器管制レーダーはバンドが違うから、間違える筈がない。ただ証明しようとすれば日本側の機器の精度や能力などの機密情報が公になってしまうから、日本が今以上に詳しくデーターを開示する事はあり得ないと足元を見られている。ここ1-2年の中国はおよそ喧嘩腰で、まるで軍同士の小競り合いをやりたがっている様だから、今は何を言っても中国は逆手に取って猛り狂うばかりだが、日本は言うべき事はしっかり国際社会に発信しておかなければならない。
 聞けば野田政権の時にも同じ事件があったそうである。ところが、その時には日中関係の悪化を恐れて公表しなかったと言う。巡視船に体当たりされても中国に腰折れ叩頭外交を展開した民主党ならではである。そんな事もあって、日本が舐められているのであろう。挑発に乗って戦火を交えるなどは無意味だが、毅然とした態度を堅持して、領海、領空は守り、独立国家の威厳を持って国際社会に相手の無法はアピールしなければならない。
 そう言えば尖閣諸島問題で最近はそれどころではなくなっているが、例の東シナ海のガス田はその後如何なっているのであろうか。日本の目が届かないのを良い事に、相変わらず中国が一人で掘りまくっているのであろうか。泥棒国家中国のことである、そのうちに空井戸にされてしまうのであろう。