baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 デモに遭遇しての所感。 また代議士秘書の起訴

 午後から墓参りを兼ねて墓の手入れに出掛けた。背中のリュックに刈り込み鋏、鋸、剪定鋏やゴミ袋、軍手を放りこんで、バイクで出掛けた。墓は都下にあるのでバイクなら小一時間で着く。天気の良い三連休の最終日で車は多かったが、それでも別に引き返す程の混雑でもなかった。ところが吉祥寺で突如デモ隊に遭ってしまった。警察が信号を無視してデモ隊を捌くのと、信号の先の車も詰まっているので全く動かなくなってしまった。街宣車の屋根では代議士らしき男が盛んにマイクを握ってがなり立てている。デモの参加者への激励とお礼である。捲きこまれて大いに迷惑している我々一般人や、必死に交通整理をしている警官には一言の挨拶もない。何とも厚顔無恥で無教養な男である。デモにぶつかったのは運が悪いと諦めもするが、他人への迷惑を一顧だにしないリーダーには呆れ返った。名前が分からなかったのが残念である。
 デモのスローガンは「後期高齢者医療費を無料にしろ」「鳩山政権は公約を守れ」であった。鳩山政権を攻撃しているのと、デモの参加者に労働組合が散見されたので共産党系かと思われる。要するに鳩山政権の選挙前公約は、共産党かそれに近い団体に支持されていた訳だ。それが中々実現しないから、今日のデモになったのだろう。こちらは大被害で、結局は墓詣では諦めてU-ターンして家に帰る羽目になった。
 医療費を無料にせよと言う主張は、その費用を一体誰に負担させようというのだろう。そもそも民主党マニフェストではその財源も、ありもしないムダな予算から出すつもりだったのだろうか。凡そ世の中に無料の物はないから、年寄りが医療費の負担から免れれば、簡単に言えば若い人がその費用を肩代わりさせられ割り勘負けする訳だ。莫大な国債の利払いや償却だけでも気の遠くなるような話なのに、その上新たな費用を若い人に上乗せ肩代わりさせようなどという魂胆は情けない。自分さえ良ければ日本の将来はどうでも良いのだろうか。
 元々高齢者が医療機関を集会所替わりに安易に使うので、自覚を促す為に個人負担を増やしたのではなかったか。これから益々増え続ける高齢者、僕も含めて、の医療費無料化などとんでもないと思う。何処に財源を求めるかは別として、ちょっと考えても制度として回らないだろう。しかも、本当の生活困窮者には生活保護費受給や医療費免除の特典があるのではないか。だから最低限の受益者負担は当然である。ジェネリック医薬品の普及や外国人看護師の大幅導入などを通じて医療費の引き下げは促進すべきだが、後期高齢者と雖も医療費無料はやめるべきだ。共産主義的な施策は個人の責任感を崩壊させ怠惰と無責任を助長するだけである事は、共産主義国家が軒並み崩壊してしまった事実からも明らかである。
 民主党小林千代美の選対幹部が起訴された。既に北教組の幹部も起訴されている。小林当人はまた知らぬ存ぜぬの一点張りで、秘書が一存でやったと白を切り通している。しかし1,600万円もの金の出所を知らぬ筈はないから、またまた蜥蜴の尻尾切りで逃げ遂せようという魂胆だろう。この半年で秘書が政治資金規正法違反で起訴された民主党議員は3人目、議員自身が逮捕されたのが1人である。そして秘書が逮捕された3人は最後まで知らぬ存ぜぬで起訴を免れた。党代表と幹事長が小林とは桁違いの金額の事件に関与しているのに議員を辞めないのだから、自分だけ辞めるのも具合が悪いのだろうけれど、やはり小林も議員は辞職しないと厚かましい記者会見をしている。
 厚生労働省絡みの第三者郵便不正事件に出て来る役者も、民主党筆頭副代表の石井一参議院議員と、既に起訴されているその元秘書の倉沢某である。政治に金は掛ると言うけれど、それにしてもこうも短期間に民主党議員のオンパレードとは戴けない。子は親を見て育つと言うが、代議士も親分を見て真似するのだろうか。はたまた独裁政党の金権体質が露呈したという事か。某民放のこの連休中の世論調査では、鳩山政権の支持率がついに31%にまで下がり、反支持率が49%になったそうだ。数字の信憑性は分からない。