baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 JAL、デンパサールから撤退

 先日の砺波からの帰り途、飛騨高山から伊那辺りまでが非常に寒くて昼間の汗が凍ったこともあり、どうやらお腹に風邪をひいたらしい。昨日は仕事は一日開店休業で、床に伏せてしまった。今日も未だ朝から、うどんと紅茶だけである。
 昨日、JALのリストラ策の一環として国内外の45路線から撤退すると稲森会長が発表しているのをテレビのニュースで見た。早速JALのHPで調べたところ、前から名前の出ていたデンパサール便が成田、関空、何れからも運休となっている。今までマイレージを使って遊びに行っていたバリ島に、もうタダでは行けなくなってしまう。あれだけ日本人の観光客が多く、またガルーダ航空以外には競合もないのに何故撤退するのだか良く分からない。パック旅行用に安売りし過ぎているのではないか。クルーをバリ日航ホテルの様な豪華ホテルに宿泊させていないか。現地駐在員は日本人は最小人数になっているのだろうか。再生機構や銀行に対して数字を示さなければならない面もあろうが、何だか残念で仕方がない。ひょっとすると、稲森会長がハワイ派なのではないかと勘繰ったりもする。実際、ハワイ派とバリ派は全く相容れない事が多いのだ。
 僕はインドネシア大好き人間だが、中でもバリ島が大好きである。仕事で世界中を歩き回ってしまった事もあるが、今では時間とお金があれば何はさておきバリでボヤッとしたい。文字通り最後の楽園だと思っている。バリでは政府高官と会う以外は仕事をしたことはないが、仕事を離れて休暇にはよく出掛けた。何度もレンタルバイクで島中を走り回った。観光地は限られているが、意外に大きな島でとても一日では走り切れない。西端の岬に出ればすぐそこにジャワ島が見える。島の背骨には山が走っているので、山の上は涼しいし、程良い峠道には事欠かない。小回りの利かないハーレーだと、フットボードが地面を擦って中々回り切れない峠道である。インドネシアで手が悴んだ事があるのは、ブロモ山のご来光を拝んだ時と、バリをツーリングした時だけである。バリの山間部は霧も良く出るし、小雨も多い。そういう時には手が悴むぐらい気温も下がるのである。
 今までこのブログでもインドネシア旅行記は随分書いたけれど、実は未だ一度もバリについて書いた事はない。バリの写真も沢山あり、書こうと思えば幾らでも書けるかも知れないが、バリでの出来事は僕にとっては余りに日常的であり過ぎるのだ。そのバリが、昨日から何だか急に遠くなってしまった。ガルーダ航空は未だ飛ぶだろうが、よく時間が狂うし、ルートを平気で変えたりするので余り好みではない。急に少し淋しくなっている。

  (朝夕は海風が涼しい。朝のホテルのコーヒーショップからの眺め。手前はプール、奥は海)

       (島中どこも花で一杯。ホテルの廊下にはブーゲンビリアが咲き乱れる)

 (ホテルのプライベートビーチは人も少なく、デッキチェアに寝そべって飲むビールはまた格別)

       (少し遊びたくなったらジェットスキーで滑走。手前が僕。後ろは知らない人)

 やっぱりバリ島は良い。食事も上手いし、何時でもリラックスさせてくれる。そして浜辺でビールを飲む時、至福を実感する。