baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 お盆の交通渋滞

 12日に蓼科に車で出掛けた。目的は友人のサロン・コンサートを手伝うためで、サロンのオーナーの山荘に泊めて貰う。もう毎年の恒例行事になっている。ただ、毎年お盆の時期にコンサートが催されるので、コンサートの前後に移動する僕のような人間には極めて交通の具合が悪い。例年は少しでもお盆渋滞の被害を軽減する為にバイクを使うのだが、今年はコンサートの翌日に珍しくゴルフをする約束をしてしまっていた。今年はコンサートの後も少し蓼科に残って、お盆ラッシュをやり過ごそうという魂胆であったからだ。それが突如15日からインドネシア出張と言う事になり、14日中には東京に戻らなければならず、且つゴルフクラブを持ち歩くのでバイクと言う訳にも行かずに、最悪な事になった。
 12日は朝からニュースを見ていたが、中央高速は6時半には既に調布を先頭に3km、更に藤野を先頭に30kmの渋滞になっている。僕はトトロのシュークリームを差し入れすると約束していて、前の日には注文までしてあったので、お店の開く10時半より早くは出られない。元々混雑は覚悟の上であったが、シュークリームの約束などしなければ良かった、約束していなければ少しでも早く出られたのにと少し後悔した。
 結局10時半過ぎにシュークリームを受け取って、出発した。トトロの店は高井戸の近くなので、そのまま調布のICまで下道を走って調布が先頭の渋滞を避ける事にした。調布までは甲州街道はよく流れていて、ほどなく中央高速へ入る事が出来た。その選択は大正解でICの先は全く渋滞はなかった。八王子から先は流石に情報どおり渋滞していたが、それでも車が完全に止まる程の事は殆ど無く、結局蓼科に着いたのは2時過ぎ、3時間半ほどで着く事が出来た。今年は1000円高速が6月に終了したので、やはり車が少ないのであろう。適正な交通量になっているのだと思った。高速無料化が如何に環境に悪く、本当に高速を必要としている人には如何に不便極まりない制度であったかを、改めて実感したものである。
 帰りは14日に、ゴルフを終えてから夕刻の4時過ぎに蓼科を出発した。14日の上りは最悪である。元々ゴルフには余り熱心ではないので、15日に出張が入った時には、ゴルフの約束をした事を少し後悔したものである。しかし、往きが思ったほどの渋滞ではなかったから、当日は少し甘く見ていたのだが帰りはそうは問屋が卸さなかった。先ず笹子トンネルで事故があったとかで、笹子トンネルの手前が11kmとか17kmとかの渋滞と言う。そして何時もの小仏トンネルの手前は25kmとか何とか言っている。余程勝沼で下りて奥多摩経由で下道で帰ろうかともおもったが、勝沼ICの出口はまだ普通に流れていたので、往きの事もありまだ深刻さが足りなかった。
 勝沼ICを出て直ぐに、完全に流れが止まってしまった。結局勝沼から小仏トンネルまで、何Kmあるのか調べていないがもう殆ど数珠繋がりになってしまっていて、この区間を通り抜けるだけで3時間掛かってしまった。しかしゴルフで汗を掻いたお陰でトイレに行きたくなることも無く、なんとか9時前には家に辿り着く事が出来た。車で渋滞に巻き込まれていると、やはりバイクが羨ましい。実はバイクで渋滞を擦りぬけるのは、車から見るほど早くも楽でもないのだが、車から見ているとやはり楽そうに見えるものである。それにしても、車でお盆渋滞を走るのは利口ではなかった。来年からはまた、せめてバイクにするか、出来ればなるべく渋滞を外す事にしよう。上りのラッシュは今日も続いているようである。特に被災者が無料になる東北道は渋滞が酷いと言う。高速無料化の弊害がここにも出ている。