baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 また宜しく

 長らくブログをお休みをしてしまった。別に足の怪我が悪くなって入院したとか、そういう理由ではないし、インドネシアからは実は先月の29日には早々と戻っていた。特に理由もないのに、これほど長い間ブログを休んだのは、本ブログを始めてから初めての事である。
 休んでいる間に、長く癌を患っていた中学時代の親友が突然亡くなった。8月初旬に別の友人の癌手術の快気祝いで元住吉の寿司屋に集まった時には未だ元気な顔を見せていた。良く食べ良く飲み、良く喫っていた。見掛けは顔色も良く、ふっくらと元気そうであった。その時に、来週からまた抗癌治療を始めると言っていた。実は骨盤の中は全部取ってしまっていて空なのだとも言っていた。その時が最後であった。家でトイレに行って、トイレから出て来て突然倒れてそれきりであったとの家人の話である。あっけない最後であったが、一度は周りが覚悟した程酷かった彼が、それから4年間も頑張った。8月には後1年頑張れば大丈夫、などと余り根拠もない事を言い合っていた。それ程苦しまない最後は周囲には救いでもある。
 僕の両親が亡くなった時は勿論悲しかった。でも順番だから、送ってあげるのが子供の責任だし、心の何処かに両親を送る準備もあった。しかし親友が逝ってしまうのは、次は我が身との思いがある。勿論人間の寿命は人智を超越している次元の話だし、この歳になれば癌があろうとなかろうと、何時どうなるかは知る由もない。段々と覚悟はできている積もりなのだが、やはり身近な親友が亡くなると何となく心穏やかではない。野辺送りする前に拝んだ顔からは、やはり未だ心残りがあるようでもあった。
 長い事をブログを休んで少しリフレッシュしたと同時に、色々と考えさせられるこの10日間であった。また宜しくお立ち寄り下さい。