baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 雑感

 流石に毎日家に引きこもっている訳にも行かず、昨日は終日外出して所用を片付けた。たったそれだけで、もう目は痒くなるしくしゃみは出るし、早速の花粉症である。それでもまだ鼻水がでないだけ助かっているが、それも時間の問題、直に鼻水が止まらなくなり、身体は微熱が出たように重くなる。いやだ、いやだ。
 安倍晋三がTPP交渉に参加すると発表した。円高是正、株価高、賃金も上がり始め、更にTPPにも参加となれば経済の先行きはぐんと明るくなる。太陽光発電の買価は下げると言うし、もっとも36円ぐらいではまだまだ高すぎで少なくとも20円台にしなければ不公平であるし遠からず家計も企業も悲鳴を上げるのはドイツで実証済みであるが、これで安全な原発が稼働を始めれば一層電力は安定する。メタンハイドレートの商業化も視野に入って来、シェールガスの輸入にも道筋が付いたから、長期のエネルギー政策も見えて来た。民主党政権下で3年以上も空白だった外交もやっと軌道に乗り始め、元総理が韓国、ロシア、バチカンなどを訪問、安倍晋三は米国の次はモンゴルを訪問すると言う。これで日本のプレゼンスがやっと少し復活して来よう。普天間基地の移設もやっと動き始め、普天間の固定化は避けられそうな機運が出つつある。
 TPPについては本ブログにはもう何度も書いて来たので敢えて持論を繰り返す事は避けるけれども、視点を変えれば、自由市場経済の流れの中で高い関税障壁を設ける保護主義に走る事の危険は、全く事情は異なるけれども結果としては戦争を仕掛けざるを得なくなった昭和初期の日本の再来となりかねない。日本が保護主義に走る事は、資源を持たない日本が経済的に孤立する危険を孕む。そして、交渉はあくまで交渉であるのだから、むしろ世界第三位の経済大国という強みを存分に発揮して、少しでも国益に適う方向に話を纏める事が肝要である。米国の陰に怯えて、最初から尻尾を巻く様な根性では所詮日本はダメになる。一方で、法外な関税で守られている農業は一刻も早く近代化し、国内の農業が生き残れる道を作らなければならない。近代化してある程度価格が下がれば、美味しくて安全で新鮮な国産農産物が廃れる事は絶対にない。勿論当分の間は、近代化を条件に暫定的に農家や畜産業を財政支援する事は必要である。
 香港の知り合いから電話があり、桜見物に来たいと言う。何時来るのか訊ねたら月末に、それも大阪と京都に来ると言う。おいおい、京都はともかくも、今年はそれじゃ遅すぎる、一週間ぐらい早めた方が良いとアドバイスした。東京は明日にも開花しそうだと言う。もっとも我が家の隣家の桜は、未だ蕾が固そうである。桜も悩ましかろう、気候の激しい昨今である。