baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 今年のバリの写真

 バリから戻ったら翌日には写真を掲載しようと予定していたのに、結局は一ヶ月近くも経ってしまった。我ながらいい加減なものである。


 今年はホテルの目の前に写真の大型客船が停泊していた。よくは分からないけれど、5万トンは下らないと思われる豪華客船である。

 見た目よりも遥かに沖合に停泊しているので、沖へは行かせて貰えないレンタル・ジェットスキーで接近するのは無理なのだが、珍しい景色なので僕のジェットスキーの背景になる様な写真を撮って貰った。午後は何処かへクルーズに出たのか姿を隠していたが、夜になったらまた僕のホテルの前に戻って来た。三日目に次の寄港地へと出航した様である。

 バリのこの季節は、何時でも晴れていて、しかもオセアニアからの涼しい冬風が一日中吹いているので快適この上ない。何の変哲もない景色も、何時見ても飽きる事はない。

 昨年末に新しくリッツカールトンがオープンしたと聞き、見物に行った。リッツカールトンは以前にも別の場所にあったのだが、或る時リッツカールトン本社とバリのリッツカールトンのオーナーが喧嘩をして、旧いリッツカールトンはアヤラ・ホテルと名前を替え、今のリッツカールトンは何もない処に出来た新築ホテルである。敷地内の高低差が57mもあるそうで、ロビー階から見ると、見渡す限りリッツカールトンなのである。

 余りに広いので、敷地内を電動バギーが走り回っている。ロビーから海辺へ行くのに、57mエレベーターで下りてから数百メートル歩かなければならないのだから、電動バギーに乗りたくなるのも致し方ない。一番高い部屋は一泊9,000米ドルだそうである。ホテルのスタッフは「日本の方も結構お泊りです」と言っていたが、一週間いたら部屋代だけで800万円、どんな人が泊まるのだろう。

 犠牲祭の日には、ホテルの近くの空き地に大勢のムスリムが集まって礼拝をしていた。バリにも随分ムスリムはいる様で、こんな場所がヌサドゥアが属する郡だけで9か所用意されていると聞いた。

 今年は、ハンドタオルで作った可愛い人形が部屋に置かれていた。今までは無かったもので、日本人スタッフが教えたものであろうか。ホテルのマスコットのサルと並べてみた。このサルはチェックアウトする時に貰えるので、日本に持ち帰って近所の小さい子に上げると凄く喜んでくれる。

 これは海から太陽が顔を覗かせた時の風景である。バリはジャカルタから1時間時差がある。所謂中部インドネシア時間の最西端に位置しているので夜明けは遅く、7時近い。それが僕でも朝日の写真が撮れる理由である。奥が海、手前はホテルのプールである。