baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 近所にまたコンビニが開店

 近所にまたコンビニが開店した。街道沿いに1km位の間隔で既に同じコンビニが二店あるのに、その中間に三店目の出店である。さらに、この1kmの間に競合コンビニが二店ある。周囲は住宅街で人通りはそれ程多くないし、五店のうちの四店までは駐車場がないので街道を走る車が立ち寄るとも思えない。こんなに過密な出店で大丈夫なのだろうかと訝って一週間、あっという間に歩道は自転車置き場になってしまうし結構混み始めている。近所に本屋が一店もなくなってしまった(10月5日「ついに近所に本屋がなくなる」)反面、コンビニは売り上げが落ちている、過当競争、などと言われながらもこの勢いである。
 新しい店は信号の前なので、信号待ちの度に様子をみていると、殆どの客は飲み物か食べ物を買っている。後は週刊誌の立ち読みである。夕方になると中学生ぐらいの子供が群れておやつを買っている。夜になると勤め人風の男女が増えて来る。やはり食べ物を買っている。特に昼間は、半分以上の人が店を出るとすぐに買ったばかりの物を口にする。店の前で立ち止まってならまだしも、大の大人が歩きながら食べ始め、横断歩道を渡りながらラッパ飲みをする。電車の中でよりは未だ増しだが、なんだか少し行儀が悪い。僕が子供の頃には買い食い、立ち食いは行儀が悪い、犬猫と一緒だ、と家でも学校でも厳しく戒められていたからどうしても未だに抵抗がある。
 僕もコンビニは時々使う。特にバイクのソロツーリングの時にはトイレ、飲み物、食べ物、と重宝させて貰っている。が、普段は週刊誌を買うか宅急便を出すか、偶に税金を払ったり急な雨の時に傘を買うぐらいで、余り用は無い。あれば便利だとは思うが品揃えは限られているし、どこの店に入っても大体似たり寄ったりで本当に急場の用にしか行こうと思わない。ファーストフードの店やコンビニはどれも個性が感じられなくて、手早く便利なだけなので、こういう物に慣れ過ぎてしまうと人間の感性がどんどん鈍くなるようで一抹の不安を感じる。