baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

非日常的なこと

 少年に死刑判決を下した裁判員

仙台地裁の裁判員裁判で、犯行当時18歳7カ月だった少年が石巻で二人を殺害し一人に重傷を負わせた事件に対して死刑判決が下された。僕が最も恐れていたケースで、僕が裁判員に選任されていなくて本当に良かったと思う。 以前にも書いたが、僕は死刑に根本的…

 北朝鮮の砲撃

北朝鮮が、朝鮮戦争終結以来初めて韓国の陸地を砲撃した。全部で180発の砲弾を発射して、その内の100発は海に落ちたが、それでも残りの80発が延坪島に着弾したと言う。そして少なくとも民間人が二名、軍人が二名死亡し、大規模な火災が起きている。何とも無…

 チリの鉱山事故から全員生還

チリの銅鉱山崩落事故から70日、世界中が見守る中で昨日から始まった、構内に閉じ込められた33人の作業員の救出が、日本時間の本日お昼頃に全員無事救出裏に成功した。さらに救出作業の為に構内に下りた決死的な救助隊員6名も、全員が無事に帰還した。正に奇…

 富沢祥也の事故死

モトGP2で今年からフル参戦しており、初戦のカタールで優勝し、第2戦のスペインでも2位と健闘していた富沢祥也が、昨日サンマリノで決勝レース中に転倒し、搬送先の病院で死亡した。ニュースでVTRを見ただけなのだが、高速コーナーから出てきて次のコーナ…

 随筆集「此処彼処」

川上弘美の「此処彼処」という随筆集を何となく買ってしまった。別に川上弘美が好きな訳でも、普段よく読む作家でもないのだが、「此処彼処」という題名が妙に心に引っ掛かったのだ。 我が家の近くに本屋がなくなってしまってからは、大体はネットで注文する…

 為替に泣く大手輸出企業

今日は、僕の会社が部品の下請けをしている大手機械メーカーとの打ち合わせに出張して来た。機械は殆ど全量輸出向けである。この部品を納入させて貰うまでには1年半ほどの営業努力があったのだが、正式採用になった途端にリーマンショックで機械の受注が激減…

 今度は日テレ社員が秩父で遭難

昨日日本テレビのカメラマンと記者が秩父山中で遭難し、今日遺体で上がった。遺体の上がった場所は、昨日僕がバイクを転倒させて立ち往生していた場所から直線で30kmと離れていない。先日埼玉県の救難ヘリが遭難して5人が殉職した場所の近くであり、日航機が…

 スイスでの列車事故

スイスで列車事故があり、多数の日本人乗客が死傷した。お気の毒な事である。今年は猛暑かも知れないが、この時期のスイスは例年なら最高の季節で、それこそ爽やかな空気と、木々や牧草の緑と、青空と花に囲まれて、ご機嫌な旅の途中であったろう。一等車が…

 日航機御巣鷹山墜落事故

夏になると毎年JALの御巣鷹山墜落事故が必ず話題になる。だが未だ季節外れの今日、どうしてそんな事を想い出したかと言うと、心無い者が慰霊碑やその周辺で嫌がらせ的な悪行を重ねていると言うニュースが流れたからである。この日航機の墜落事故は僕にとって…

 鳩山総理の辞任と今後の政局

やっと迷走内閣が辞任する事になった。この8ヶ月の民主党政権の迷走、混乱、無責任、虚偽、そして政治資金問題などを考えれば当然の辞任である。鳩山由紀夫には首相としての資質が欠けていた事は誰の目にも明らかであったから、そもそもの民主党内の人選が間…

 インドネシア人権活動家が死傷

実はまた30日からインドネシアに出張している。昨夜のテレビニュースはどの局もガザに向かった人道支援船団をイスラエルの特殊部隊が急襲し、10名の死者と数十名の負傷者を出した事件一色であった。死傷者の中にインドネシア人も含まれていたからである。昨…

 口蹄疫の殺処分

未だに口蹄疫が猛威を振るう宮崎県では、家畜の殺処分が中々進まないらしい。対象頭数が多すぎるのに加え、埋め立ての土地も不足しているとの事。豚が罹患するとウィールスが牛の1,000倍から15,000倍の勢いで増加するそうだから、とにかくブタから処分するの…

 緊張高まる朝鮮半島

朝鮮半島の緊張が高まっている。発端は韓国の哨戒艦を北朝鮮が魚雷で撃沈したと米韓合同調査で断定された事にある。沈没当初から余りに急激な沈没であった事と、船体が真っ二つに破断したことから北朝鮮の攻撃説が囁かれていたが、李明博大統領は南北の緊張…

 口蹄疫禍に見る日本の危機管理

口蹄疫の蔓延が止まらない宮崎県がついに非常事態宣言を出した。疫病の恐ろしさが身に染みるが、一方で平和ボケした日本の危機管理の甘さが如実に表れたと思う。他の省庁も自治体も、今回の惨状を他山の石として今一度危機管理体制を見直して欲しい。何ら反…

 東南アジアの貧富の実態

今日は、金持ちの華僑系インドネシア人の夫婦の話を想い出したので、忘れぬうちに書いておこうと思う。東南アジアでの臓器移植の実話である。 ご主人の方は僕が仕事の関係で極く親しくしていた人で、裸一貫からの叩き上げである。家は貧しく、高校を出て直ぐ…

 外国と日本人、人権擁護

中国で日本人死刑囚の刑が執行されると連日新聞やテレビを賑わしている。日弁連は日本に比べて刑が重すぎるだとか真っ当な審理が行われたか疑わしいという理由で、強硬に刑の執行停止を要求しなかった日本政府に抗議している。後者はともかく前者はまったく…

 路上の窃盗犯射殺を目撃

当地の警察は簡単に容疑者を射殺する話を昨日このブログで書いたばかりであるが、そんな話が昨日現実に目撃された。と言うと僕が目撃したようであるが、幸か不幸か目撃したのは僕ではない。 僕は昨日はたまたま車を借りていたのだが、夜その車を貸して欲しい…

 困難な債権回収

法務省が債権回収会社の監査をこの4月から強化するとの事である。何でも民衆の味方のような顔をして集票に躍起の民主党政権にしてさもありなんだが、債務者の保護が行き過ぎるのはモラルハザードを招くだけであると危惧する。勿論、闇金融のように債務者の弱…

 酒

今日は酒の想い出を書こう。酒には仕事で何度死にそうな目に遭わされた事か。僕は今でこそ殆どアルコール依存症なのだが、実は社会人になるまではまるでお酒が飲めなかった。大学生の時でもちょっとアルコールを口にすると貧血をおこしてダウンしていた。記…

 飛行機で恐かったこと

僕が出張を始めた昭和40年代の大型機と言えばDC8かB707。どちらも機体制御技術が今ほど発達していないしレーダーも今ほど威力がないから、天候が悪いとよく揺れた。バングラデシュ駐在時代は3ヶ月に一度、買い出しでバンコクを往復した。バングラデシュとビ…

 ガルーダ航空墜落事故 (2)

(昨日から続く) 先ずは遺族にお別れをして頂ける状態にしなければならないので、直ぐに現地には医者を探すよう指示した。経験のない二人は何のことかなかなか分からなかったが、僕はそれ以前にも酷く損傷した交通事故の被害者を修復して日本に送り出した経…

 戒厳令

今日もバングラデシュでの話し。バングラデシュは社会人になって初めて駐在した土地なので、インドネシアと違った意味で色々な想い出がある。思いつくままに未だ暫くバングラ時代の話が続くかも知れない。 1975年の三度目のクーデターの後、ずっと戒厳令が布…

 クーデターの夜

海外で生活していると、色々な場面で日本人としてのアイデンティティを強く感じさせられる。僕はサラリーマン現役時代の半分近くを海外で過ごしているので、一般の日本人よりは多少変わった経験もしており、その分日本人としての自覚も一般の人より強いと思…